社宅に住めるならこの会社が良さそうだと思って転職先を決める人もいるでしょう。
ところが、入社手続きをする段階で社宅について担当部署に聞いてみたら入居できないと断られてしまうことがしばしばあります。
部屋が空いていないからすぐには入居できないというのがよくある問題です。
また、職種や家族構成によって優先されるかどうかが決まっていて、当面は入居できる見込みがないと言われてしまうこともあります。
転職では4月や10月といった退職する人がいるタイミングの直後ではない影響で、空きがないことはよくあるのです。
このような問題を引き起こさないためには、社宅に入居できることを前提に入社するのが大切です。
転職では最終面接を受けて内定について話をしてもらった後に、入社の細かな条件について打ち合わせをする機会があります。
いつから出社できるかというのが主な決定事項ですが、このタイミングで社宅の利用について交渉しておくと失敗がありません。
入社する時点から社宅を使いたい、可能であればその前に引っ越しを終えてしまいたいから前倒しして入居させてもらえないかということを話してみましょう。
ルール上、社員にならないと入居できない場合がほとんどですが、入社日から入居する形は整えることが可能です。
雇用契約をする時点で社宅の契約も同時にしてもらえるように調整しておけば入居できない問題は起こらないので、率直に話を切り出して交渉してみましょう。